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八甲田グランフォンド2025体験記 前編

「キレてねえってばよ!」

 

お待たせしました。

 

2025年9月14日、青森県で開催されたサイクリングイベント、

「八甲田グランフォンド2025」にロングコースで参加しました。

 

 

しかしですなあ、

 

 

いきなりですねえ、棄権の危機!

 

 

 

会場を間違えて、スタート時間ギリギリに会場へ到着。

 

 

すみませんです。

 

 

 

 

会場近くのホテルに前泊した意味がないじゃないの~

 

 

 

慌ただしいスタートで、

 

いろんなものを忘れる。

 

 

 

モチロン、最後尾スタートだ。

 

 

波乱の幕開けである。

雨が降ったり、やんだりで、

 

深い霧の中、前日の強風で飛ばされた小枝や葉っぱを避けながら、

 

 

ペダルを漕ぐ。

 

 

 

正直、どこを走っているのかわかりません。

 

 

痛み止め(炎症を抑える薬)がよく効いていて、

右ひざの痛みはあまり感じない。

 

 

が、

 

 

やはりですね、

 

 

天気が良くないと、サイクリングは、

 

つらいね~

(注 個人の感想です)

 

 

 

 

同じ日に、「ツール・ド・東北2025」に参加している

「ロード先輩」からLINEで写真が送られてくるが、

 

 

 

すみませんけど、

 

ぜんぜん、見ている余裕がなくてですね...

 

 

 

 

この日は、東北で開催のサイクリングイベントが3つ重なってました。

 

 

 

アタクシ、

 

 

いちばん、

 

自分にきびしいイベントを選んで参加したのですが、

 

 

キビシすぎました~

第1エイドの「酸ヶ湯温泉」に到着です。

 

 

この頃には、すでに、最後尾でございます。

 

 

 

「五平餅」と何だったかな?

 

みそこんにゃく?

 

 

おいしかったです♡

 

 

 

ここまでは、まだ余裕がありました。

 

はい~

「酸ヶ湯温泉」を過ぎたころから、

 

強い雨が降ってきました。

 

 

 

 

ずぶ濡れで、足の痛みを感じるようになる。

 

 

自分の真横をけっこうなスピードで追い越していく自動車、落ち葉や枝木を避けながら

 

走る状況。

 

 

 

 

自分の中で、なにかがはじける。

 

 

 

「バカヤロー!!」

 

 

叫んだりして。

 

 

 

 

次の瞬間、

 

「アハハハハハハハ!!」と

 

 

大声で笑ってみたり。

 

 

 

「お前を蝋人形にしてやろうか!」と

 

 

デーモン閣下のモノマネで、

 

私のギリギリを追い越していく自動車に向かって叫んでみたり...

 

 

 

一応、うしろを振り返り、

 

誰もいないことを確認できる正気は保っていましたが♡

 

 

 

 

いつものサイクリングイベント参加とはひと味違う、

 

こわれかけのおじさん、です。

 

 

 

フハハハハハハ!!

 

 

 

 

岩手県九戸村の人気バンド「ザ・トリフターズ」の名曲、

 

「深夜鶏皮カリカリにいためてる(仮)」のサビ部分を口ずさみながら、

 

 

カリカリに苛立っている私は、

 

 

 

 

次のエイドを楽しみにしながら走ります。

「奥入瀬渓流」が近いのか。

 

この辺りを通る頃には、雨が上がり、走りやすくなりました。

 

 

 

まあ、のんびりいくか。

 

 

でも、足切り時間はクリアしないとな~

 

 

 

ひざ痛のこともあるから、慎重に進みます。

「奥入瀬渓流」の区間は、のんびり走る。

 

 

 

いつの間にか、振り返ると、

 

 

私の後ろには!

 

大会スタッフが運転するサポートカーが追従。

 

 

 

最後尾だからかな。

 

 

 

エへへ

 

ウフフ

 

 

 

まるで!

 

 

旅番組をロケ中の、

 

芸能人気分で!

 

 

 

後方のサポートに感謝しながら、

 

安心しながら、

 

 

ゆるやかだけど、坂道を走り続けます。

 

 

 

特別待遇だねぇ~

 

 

ありがとうございます!!

 

 

 

 

よし!

 

目指すは、次のエイド、十和田湖の子ノ口だ~

 

 

後編へつづく